unconditional love
「なんか、騙されてるみたいなんですけど」
「騙してどうすんの。お前んち金持ちなの?」
「いや、そういうことじゃないですけど、なんか、幸せすぎるから」
少し昔の会話をふと思い出しました。
僕がまだ無償の愛というものを知らなかったときのことです。
世界で一番かわいそうな人間になったと思い込んでいた、自意識過剰にも程がある馬鹿なゲイです。
見た目も良くないし体も良くない、ましてや病気に罹った自分をなんでこの人は良くしてくれるんだろう?と純粋に疑問でした。
小学生の頃、ちょっと気になってた女の子から好きだよと告白されたことがあります。
そして、その少し後にそれが嘘で、僕をからかうためにその女の子と友達が仕組んでいたことを知りました。
幼いながらにもかなりショックでした。まあ結局ゲイなんだけど。
人の裏切りは怖いです。
でも、いい大人が小学生の頃のトラウマ引きずってるなんてあほらしいですが、トラウマというか、傷つきたくないのをこの記憶のせいにして自分の行動をセーブしてるんです。
トラウマって、当の本人が作り出してるってアドラーさんも本で言ってたような気がします。
物事って、特に人と人との間のことって、信じてみなきゃ変わらないから、結局僕らは裏切られても裏切られても人を信じ続けるしかないですよね。
信じられる無償の愛を僕も手に入れるために日々を送ってます。
頑張ってる皆さんを見習って、僕も頑張ります。